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第16回企業白書~「新・日本流経営の創造」~

社団法人 経済同友会 代表幹事である桜井 正光氏が纏めた「第16回企業白書~『新・日本流経営の創造』~」が興味深かったので紹介したい。(こちら

本論文では、日本企業には、日本の文化や歴史に基づいた価値観があり、それらに根ざした確固たる「強さ」がある。この日本的経営の「強さ」を再評価し、中でも成功している企業の中に共通しているものを抽出、また益々グローバル化が進展する企業社会にあって、欧米のグローバル企業が強みとする経営手法やシステムの中から取り入れるべきものを抽出し、両者を合体させる試みを提言という形で纏めている。
また、「日本的」という言葉に自縄自縛にならない事、それぞれ企業独自の「DNA」の見極めが重要と説いている。

特に、「グローバル人材の育成と活用」の章が興味深かった。
本論文では、「今後日本企業のリーダーに求められる人材」とは、日本企業の強み(長期的視点、高い倫理観、道徳心)を基軸とした上で、多くの日本人リーダーの弱みと言われているリベラルアーツ(一般教養)やダイバーシティ(多様性)への理解、異文化コミュニケーション能力を有した人材との事。

文化・言語の違いを超えてダイバーシティのあるチームを好み、それを率いる力を持ったリーダーシップ力。
言い換えると、文化の違いを認め、それぞれの文化を尊敬し合い、その上で違った文化・言語を持った人たちが、共通の価値観・理念を共有して全員がその共通の価値観をベースに行動できるようにベクトルを合わせるリーダーシップ力。

グローバルに通用するリーダーを育てるには、下記の点が求められるとの事。
●リーダー育成は、ただ単に教育プログラムを作れば良いというものではないし、人事部に任せておいて出来るものでもない。経営者、経営幹部が自ら責任を持ち、企業理念の実践者を育て、OJT(On the Job Training:職場内教育)も含めて一体化したプロセスを作ることが人材育成の基本である。

●リーダーとは企業理念の実践者である。従って、企業理念が明確化・明文化していないと人材教育は成り立たない。

●全世界の従業員が同じような機会を与えられるいわゆるEqual Opportunity(機会均等)の人事制度・文化をつくることである。

●日本にある本社をグローバル化することである。GEはマネジメント層の海外構成比率を売上比率と同じにしたいという目標を掲げており、その実践に向けた制度づくりを始めている。

●的確な分析力と、論理的な思考力があること。色々なバックグラウンドや異なった意見を持つ人々をリードする時に、「阿吽の呼吸」ではない、意見の違いを超えて納得させる力(「伝える力」とも言える)が必要である。

●哲学、倫理、宗教、歴史、文化に対する素養も必要だろう。

私見としては、日本企業は、今後も様々な人材育成施策を継続的に実施していく訳だが、結局は狭義には経営者、広義には社員ひとりひとりの力量が企業を成功に導くか、失敗に導くのか、を決めるという事なのだろう。
しかしながら、日本は他国に比べて多様性に対する経験が乏しいのは否めない。従って、本論文にもあるように、会社に入ってからの教育だけでなく、会社に入るずっと前、初等・中等からの教育が重要になってくるのだと思った。

ダーウィン「生き残れる生物は、強いものや頭の良いものではない。変化に順応出来るものだ。」
  1. 2010/02/16(火) 23:45:46|
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書籍:「学問のすすめ 現代語訳」

書籍:「学問のすすめ 現代語訳」(★★★)

コメント:
秀逸な一冊、非常にお奨めな一冊です。

米国勤務時代の同僚と久しぶりに会った時の事、彼は最近政治に関心があると言う。
我々は、それほど真面目な学生では無かったが、年齢によるものなのか「昔はテレビでバラエティ番組を見ていたが、最近は日本の行く末が心配で政治関連番組を見るようになった」という話で盛り上がった。

また、NHKドラマ「坂の上の雲」の評判が良いらしい。
そして、登場人物達の座右の銘が、この「学問のすすめ」に記述されている「一身独立して一国独立する」である。

改めて考えてみると、現在の日本は、「自国のあり姿」について再考されるべき時代にあるのではないかと思うに至り、本書籍を手に取ってみた次第。

本書籍は、齋藤孝氏による現代語訳であり非常に読み易く、また、その内容は現代に書かれた書籍と思うほどに鮮明である。言い換えれば、日本の文明は、明治維新以来進歩していないのではないか、とさえ思う程である。

印象に残った下りを以下に記載しておく。

学問のすすめ

福沢諭吉自身、「この本のタイトルは『学問のすすめ』としたけれども、決して字を読むことのみを勧めているのではない。人には、それぞれの社会的役割や才能というものがある。才能や人間性を身につけるには、物事の筋道を知る必要がある。それを知るためには、文字を学ばなければならない。だから、現在学問が緊急に必要とされているのだ。」としている。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

「人がこの世に生まれるのは、天によるものであって、人の力によるものではない。人と人との関係は、本来同等だ。ただし、その同等というのは、現実のあり方が等しいということではなくて、権理が等しいということだ。」

「貧富・強弱の状態は、あらかじめ決められているものではない。人間が努力するかしないかによって変わるものであって、今日愚かな人も、明日には賢くなるように、かつて豊かで強かった国も、いま貧弱な国となることもある。古今にその例は少なくない。」

「一身独立して一国独立する」

国と国とは同等なのだけれども、国中の人民に独立の気概がないときには、一国が独立する権理を十分に展開する事が出来ない。その訳は、以下の三点である。

第一条
独立の気概がない人間は、国を思う気持ちも浅い。
尚、独立とは、自分の身を自分で支配して、他人に依存する心がないことを言う。
人々に独立の気持ちがなく、ただ他人に頼ろうとだけしていると、全国民がみな人に頼るばかりでそれを引き受ける人がいなくなってしまう。

第二条
国内で独立した立場を持っていない人間は、国外に向かって外国人に接するときも、独立の権理を主張することができない。
独立の気概がない者は、必ず人に頼ることになる。
人に頼る者は、必ずその人を恐れることになる。
人を恐れる者は、必ずその人間にへつらうようになる。

第三条
独立の気概がない者は、人の権威をかさに着て悪事をなすことがある。

試しにイギリスへ行って「イギリスは独立を保っていけますか」と聞いてみたところで人は笑って答えないだろう。なぜか。誰もそのことを疑ってなどいないからだ。

天理人道

天理人道とは、天が定めた自由平等の原理、の事。
天の道理や人の当たり前の情にきちんと合っていることだったら、自分の一命をかけて争うのが当然だ。
これが国民のなすべき義務というものである。

文明の形と精神の反比例

国の文明は、形のあるもので評価してはならない。
真に「文明の精神」と呼ぶべき最も偉大で、最も重要なものとは「人民独立の気概」である。

およそ世の中の物事は、進歩しない者は必ず退歩する。退歩しない者は、必ず進歩する。
進歩も退歩もなく、そのままのところに留まる者はありえないのが理屈である。
いま日本のようすを見ると、形としての文明は進歩しているように見えるけれども、文明の精神である人民の気概は、日に日に退歩している。

世話の意味

保護と指図とは、究極的には両方とも一致するものだ。
また、その範囲はぴったりとして寸分の狂いもあってはならない。

世の中では、「貧乏救済」などといって、その相手の人物の良否を問わず、その貧乏の原因を考えず、ただ貧乏な有様を見て、食料や金を援助する事がある。身寄りが無く頼る相手がいない相手に対しては援助ももっともであるけれども、五升の米をもらったら三升を酒にして飲んでしまう者もいるのだ。禁酒の指図もできないのに米を与えるのは、指図が行き届かないところに度を超した保護を与えるものだと言える。

正しい実行力をつける

議論と実行とは、少しも齟齬しないよう。間違いなくバランスを取らなければいけないのだ。

次代の若者たちよ、他人の仕事を見て物足りないなあ、と思えば、自分でその仕事を引き受けて、試しにやってみるのがよい。

非常に大きなことからとても細かいことまで、他人の動きに口をだそうとするならば、試しに自分をその働きの立場において、そこで反省してみなければいけない。あるいは、職業がまったく違ってその立場になれない、というのであれば、その働きの難しさと重要さを考えてみればよい。

人望論

交際の範囲を広くするコツは、関心をさまざまに持ち、あれこれをやってひとところに偏らず、多方面で人と接することになる。
人間のくせに、人間を毛嫌いするのはよろしくない。


学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
(2009/02/09)
福澤 諭吉

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  1. 2010/01/03(日) 23:22:58|
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書籍:「経済入門 理論と実践 基本マスター」

書籍:「経済入門 理論と実践 基本マスター」(★★☆)

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大学時代は経済学専攻でも無かったので、これまで経済学というものを真面目に学んだ事が無かった。
正直、経済学って、実生活に於いて何の役に立つのだろうか?と思っていた時期もあったが、ちょっと齧る程度は学んでみようかなと思い本書籍を購入してみた次第。

本書籍は、「マクロ経済」「経済指標」「財政」「金融」「国際経済」「ミクロ経済」「企業経営」「マーケット」「今日の課題」から構成されている。
2004年出版の文献であるため、時事ネタなどは若干古くなった印象は否めないが、身近な話題に置き換えて説明しているので取っ付き易いとは思った。

例えば、「マクロ経済学」を理解するために、日本経済を一機の旅客機に例えている。

操縦士は日本政府、副操縦士は中央銀行、乗客は国民と考える。
エンジンは、「消費(家計調査)」「投資(機械受注)」「輸出入(国際収支状況)」そして「政府支出(公共)」と呼ばれる4つの計器があり、その合計出力(高度)がGDP(国内総生産)という事になる。
尚、「政府支出」の出力維持には、「税収入」という燃料が必要である。

客室温度に相当するのが「物価」であり、インフレ(高温)になったり、デフレ(零下)になったりするが、政府は室温が適温になる様に留意しなければならない。

また、経済という旅客機には雇用量という定員があり、労働力に対する需要と供給がそれを決めている。旅客機に乗りたい人、つまり働く意思のある人の座席を全て確保されている状況を「完全雇用」と呼ぶ。そして、旅客機の高度や上昇角度、つまりGDPの水準や経済成長率は上昇(拡張)と下降(縮小)を繰り返している。これが「景気循環」であり、景気循環には、短期波動(チキン・サイクル)、中期波動(ジュグラー・サイクル)、長期波動(クズネッツ・サイクル)(コンドラチェフ・サイクル)がある。

「財政」では、アメリカに於ける「アダム・スミス派」と「ケインズ派」という二つの経済理論を紹介している。

共和党が基本としている政策が「アダム・スミス派」、民主党が基本としている政策が「ケインズ派」であり、この政策の相違は、各々の支持基盤の相違に基づくものである。

共和党の支持基盤は、相対的に裕福な中級階級以上の人々であり、政府に対して多くを求めない、公共サービスは最小限で結構、むしろ税金を軽くして働いた分だけ収入が増える様にして欲しい。
一方、民主党の支持基盤は、相対的に社会的弱者であり、富裕層から税金を多く取り、社会保障などの公共サービスに回す事を望む。

翻って、日本の民主党政権を考えてみると、今後「増税」「社会保障の拡大」「政府の積極的な介入」の度合いが強まっていくのではないかと思う次第。

経済入門経済入門
(2004/03/19)
浅子 和美玉手 義朗

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  1. 2009/11/10(火) 00:30:02|
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書籍:「『利益力世界一』をつくったM&A―企業価値最大化に賭けた男たち」

書籍:「『利益力世界一』をつくったM&A―企業価値最大化に賭けた男たち」(★★☆)

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決算業務の影響もあり、すっかりブログの更新が滞ってしまった。。。

本書籍は、信越化学工業㈱顧問 金児 昭氏の著書。
信越化学工業は、近年M&Aを梃子に急速に業績を伸ばしており、その成長の原動力を、著者の体験を踏まえて小説仕立てに再現している。

尚、私が、印象に残った文脈を以下に記載するが、内容自体は、構成が中途半端で残念だった。
小説の中に、ライブドア事件を併記で解説したり、著者の創作用語や自著の紹介などを挿入しているのだが、逆に小説の流れが切れて非常に読みづらかった。

「海外進出で大事な事は、人間としてのCommon Sense(常識)とManners and Customs(風俗・習慣)です。難しく考えない方が、かえってよい場合が多いと思います。」

「経営は、もっと長期的に考えるべきでは・・・」
「いや、過去から今の瞬間までの短期の利益の積み重ねが、長期の利益確保になるのです。英語でも"Past has made me want I am""Today is another happy day"と言うではないですか」

「経営力は三つに分かれると考えます。①は事業力、②はBook Keeping力、③は経営力です。」

「いつも①Accuracy(正確さ)、②Speed(迅速さ)、③Integrity(誠実さ)に照らして物事が進められているを確認するようにしたいと考えています。」

「親会社として、グループ財務活動をどこかの国に集約したら良い、という考え方には全面的に反対なのです。国によって、風土も、商習慣も、気候も、人々の気持ちも、法律も、裁判制度も異なる。そこで、財務活動は事業との関連において、各社ごとに行うこととして、親会社はその現状を常に把握するに留めたいと思っています。子会社を外国に設立する場合、資本等は当初に必要な資金の二分の一を親会社から払い込み、残りの二分の一は海外現地の子会社が現地の銀行から借り入れることとする。」

「国際的な事業をする際に『内』『外』に分ける考え方が大事である。先ず、『内』で一番大事なのは会長、社長、CEO(最高経営責任者)です。『外』で一番大切な経営資源は顧客です。」

「経営は、残高ではなく、いつも増・減が大事です。」

「新社長を選ぶ場合、その候補者に『あなたは社長になったら何をやりますか』『どういう経営方針・実行で利益をあげますか』『従業員とどのように接していきますか』『資金調達については、どういう考え方を持っていますか』『人の評価はどのようにしていきますか』などは必ず聞くべきです。」

「米国子会社の経理・財務担当者を選ぶ。人物としては、①真面目で口が堅い、②体が丈夫な人、③バイタイリティのある人の三条件を充たす人物である事。」

「利益力世界一」をつくったM&A―企業価値最大化に賭けた男たち「利益力世界一」をつくったM&A―企業価値最大化に賭けた男たち
(2007/09)
金児 昭

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  1. 2009/10/28(水) 01:23:40|
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危機の中で明日を拓く CFO“新論”

日経ビジネスオンラインにて、新貝康司氏(現JT International・CFO)が理想のCFO、そして理想のリーダー論を寄稿しており、連載のため通して読むと重複する部分もあるが、非常に有益な内容だと思う。(こちら

同氏が、財務部門出身者ではないCFOであることがポイント。囲碁の世界の「傍目八目(当事者よりも第三者の方が、より深い洞察をすることが、時に可能になる)」という言葉で表現している。

私が、印象に残った文脈を以下に記載する。

CFOが果たす役割は何か、CFOが備えるべき資質とは何かについて、変化の激しい時代だからこそ、再考する価値があるのではないでしょうか。

CFOは、経営者です。
CFOは、CEO(最高経営責任者)の財務面でのブレーンです。
CFOは、財務機能のリーダーです。
CFOは、資本市場や金融市場への大使です。
こういった複数の顔そのものが、CFOはAccounting、Treasury、Tax等のエキスパートの単なる延長線上には位置付けることが出来ないといったことを雄弁に物語っています。

「自らの将来を自らで切り拓きたい」
経営の一翼を担う者として、会社の10年先を見据えて今を生きます。そのためには、独立自尊の危害を持ち続けることが必要だと考えました。

2002年に出版された「リスクに挑む」には大変啓発されました。前向き、積極的(Positive)にリターンを追及する機会を捉える姿勢と、その際、取るべきリスクと、取ってはいけないリスクを峻別することの重要性を学びました。

(今回の金融危機に関しても)どういう訳か、人は右肩上がり相場が永遠に続くかのような錯覚に陥ります。そして、それを正当化するための理屈を発明するのです。

「1999年3月、JTはRJRInternational社(RJRI)を約9,400億円で買収」
自身で事業を成功に導くコアコンピタンス(価値を生み出す中核となる競争力)や事業のMomentum(勢い)を持たずして、M&Aを実行しても、1+1が単に2になるだけ、いや下手をすると2未満にすらなってしまします。M&Aは、時間を買うために実行するのです。しかし、時間を買うつもりが、時間を浪費しかねないリスクを伴っているのです。

M&A成功の要諦は統合です。
そして必要とされる交渉スタイルはWin-Win型の交渉スタイル、いわば交渉を経て互いが戦友になるのです。また、M&Aは究極の経験者採用です。

「財務機能全体として果たすべき役割に就いて」
自分がもしCFOだったらどうするかという視点から考えてみたのです。
その結果、4つの役割が見えて来ました。

1)経営トップのスタッフと捉えた場合、経営が必要とする投資資金を如何に確保するかを考える。
2)事業のビジネスパートナーと捉えた場合、経営管理面から事業に働きかけ、どのようにその利益やキャッシュフローを増大させてもらうかを考える。
3)自ら価値を創造する存在と捉えた場合、資金管理、為替管理、税務等と通じ、全社の財務関連業務の効率化を実現する。
4)外部とのコミュニケーション機能を担う部署と捉えた場合、しっかりとした内部統制の下、タイムリーな開示を行なう。

そして、これらを支えるために、個々人の能力、組織としての能力を高めなければならないことは言うまでもありません。

また、いくら旗を振っても、各人が自らの課題に当事者意識を持ってもらえねば、変革を成し遂げることは出来ません。これまでの経験で「私企画する人、あなた実行する人」といった業務分担が、人の当事者意識を希薄にし、モチベーションを阻害する例を何回となく見てきました。

ある種、危機的状況の中にあっても、人には夢や希望が必要です。人、そして組織は、耐えるだけでは急場はしのげても、元気は出ません。トンネルの向こうに光が見えることが必要なのです。

「信認とは」
収益性は目標を達成したのに株価は低迷したままの時期がありました。
信認とは、他者からのパーセプションなのです。会社に対する人々のパーセプションが変わるには時間を用紙、かつ、受けてから見た情報量がある閾値を超えねばならないということは重要な教訓でした。金融市場、株式市場への大使としての役割を果たさせねばならないCFOは、このことを理解しておく必要があります。

「コミュニケーションについて」
コミュニケーションに関わる問題は、協同する意思と元気を萎えさせていたのです。それまでの経験から、ITを手段とするコミュニケーションが効果を発揮するには、その前段でFace-toFaceで、しっかりとした人間関係を先ず構築することが必要であると考えていました。
また、「会話」と「対話」の違いを紹介しましょう。

「会話」は、分かり合える人がわかり合える文化を背景として行なうコミュニケーションです。但し、分かり合えなそうもないと思うと相手を排除する傾向があります。

一方、「対話」は、互いに異なる価値観の人達の間で、異文化を説明し合うためのコミュニケーションです。異なる価値観、異文化を説明しあう「対話」が重要になってきているのです。
  1. 2009/09/15(火) 00:49:18|
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プロフィール

eboys

Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

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