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書籍:「稲盛和夫の実学-経営と会計」

書籍:「稲盛和夫の実学-経営と会計」(★★☆)

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知人に紹介された書籍。

京セラの創業者 稲盛和夫氏が、日本の経済界が、バブル崩壊により苦しんでいた2000年に、「自ら学び、作り上げた会計学の原則が、現状に苦しみ、今何をしていいのか迷っている経営者やビジネスマンに少しでも参考になるのでは」と考えて纏めたもの。

100年に1度の世界同時不況と呼ばれる現状に於いても参考になると思い購入した次第。

京セラでは、経営哲学という基盤の上で、本書で述べている「会計学」と「アメーバ経営(小集団独立採算制度)」と呼ばれる経営管理システムが両輪として、経営管理の根幹をなしているとの事。

経営哲学に関しては、経営を進めていくうえで、理屈に合わなかったり、道徳に反する事を行えば経営は決してうまくいくはずがない。全てのことを原理原則に則って物事の本質を追求して、人間として何が正しいかで判断する。つまり世間で言う筋の通る、人間として正しいことに基づいて経営していこうと決めたとしている。

この哲学は、公平、公正、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実というような言葉で表現出来るものとの事だが、この辺りは、以前に株式会社フジマキ・ジャパン副社長 藤巻幸夫氏が公演で触れていた性質のものと似ていると感じた(こちら)。

また、「土俵の真ん中で相撲をとる」という原則に関して、私自身の直近の経験とも重なり「正に、その通りだな」と思った。土俵際ではなく、まだ余裕がある土俵の真ん中で相撲をとるようにする。土俵際に追い詰められて、苦し紛れに技をかけるから、勇み足になったり、きわどい判定で負けたりするとの事。

尚、京セラに於ける会計学の基礎となるものを以下に記載しておく。

1.時間当たり採算制度
「アメーバ経営」の中で会計学に密接に関連している部分、つまり「売上を最大に、経費を最小に」という経営の原則を実現するための指標として採用されている。

2.一対一対応の原則
経営活動においては、必ずモノとお金が動く。その時には、モノまたはお金と伝票が、必ず一対一の対応を保たなければならない。非常にプリミティブな手法に見えるが、それを徹底させることによって社内のモラルを高めると同時に、社内のあらゆる数字を信頼出来るものにする事が出来る。

3.セラミック石ころ論
商品のセラミックも、売れる見込みが無ければ、単なる不良資産である。不良資産により利益が見かけ上増えても、不必要な税金を支払っている場合があり、筋肉質の会社にするためには、不良資産を抱えないこととすべきである。

4.「当座買い」の精神
要る分だけを購入する。余分に買わないので、社員はあるものを大切に使う様になる。また、余分にないから、倉庫も要らない。倉庫が要らないから、在庫管理も要らないし、在庫金利も掛からない。

5.完璧主義を貫く
曖昧さや妥協を許すことなく、あらゆる仕事を細部にわたって完璧に仕上げることを目指す。

6.ダブルチェックの原則
ダブルチェックによって会社と人を守る。人の心は大変大きな力を持っているが、ふとしたはずみで過ちを犯してしまうような弱い面を持っている。これは人間不信や性悪説のようなものを背景としたものではない。

また、著者は、上記は一見当たり前の事であるが、当たり前のことを確実に守らせることこそが実際には難しく、それだけに大切にすべきとの事。また、それは指示するだけでは徹底されない。トップ自らが、本当に守られているのかを現場に出向き、ときどきチェックしなければないらない。

また、中国の古典に「天の時、地の利、人の和」という言葉がある様に、「人の心をどう捉えるのか」が経営において一番大事であると述べている。

稲盛和夫の実学―経営と会計稲盛和夫の実学―経営と会計
(2000/11/07)
稲盛 和夫

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  1. 2009/05/05(火) 23:01:23|
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Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

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