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書籍:「戦略PR -空気をつくる。世論で売る。-」

書籍:「戦略PR -空気をつくる。世論で売る。-」(★★☆)

コメント:
どんな商売でも、モノを売るというのは非常に難しい。
私が担当しているWireless/Media分野に於いても、成熟市場になったというか、差別化を示すことが難い状況になって来ている。経験的に言っても、以前に調査会社を起用して、その調査結果を踏まえて商品設計をした所までは良かったが、いざ市場に訴求させる段階になると、手が止まってしまった事があった。

本書籍では、インターネットの出現に端を発する情報洪水、日本の成熟市場、疑り深い消費者により「情報が消費者に伝わりにくくなっている」と指摘している。
(一説には、今日の情報量は、12年前の情報量の637倍だとか)

この場合、もはや「商品力」や「宣伝力」の問題では無く、その商品が売れるための「空気」が出来ているか否かであるとの事。商品を売るために作り出したい空気=「カジュアル世論」を作り、消費者に「気付き」を与えて、「買う理由」を生み出す技術を「戦略PR」と呼ぶ。

そもそも「PR」とは、「Public Relations(公的な関係性)」であり、「世論(よろん)」とは、世間一般の意見のことであり、公共の問題について、多くの人が共有している意見(考え)のことを指す。
この「公共」「共有」「意見」が成功のキーワードとの事。

売れる空気をつくる方法は、以下の通りである。
1.戦略PRでは、戦略的なテーマ設定を行う
1)商品の便益に関連しそうな、世の中の「関心事」を調べる。
2)商品の便益を世の中や消費者の関心事に合わせて翻訳する。
3)その二つを結び付けて、テーマを設定する。
4)テーマを「ニュース」にするための材料を用意する。
5)テーマを広げるための具体的なPRプランを策定する。

2.戦略PRでは、戦略的なチャンネル設計を行う
カジュアル世論をつくる3つの要素とは、「おおやけ(公共性)」「ばったり(偶然性)」「おすみつき(信頼性)」であり、この3要素それぞれに合ったメディアや第三者的な存在を活用していく事になる。
1)「おおやけ」感を生み出すために:「マスコミ」の活用
2)「ばったり」感を生み出すために:「クチコミ」の活用
3)「おすみつき」感を生み出すために:「インフルエンサー」の活用

3.戦略PRが失敗する時
1)商品に寄り過ぎた戦略PRテーマを設定したために話題が広がらない
2)商品から寄り過ぎた戦略PRテーマを設定してしまったため、話題が広がっても、商品に落ちなかった
3)マスコミ、クチコミ、インフルエンサーをコントロールしようとしてしまった。
4)誤ったマスコミ、クチコミ、インフルエンサーを巻き込んでしまった。
5)マスコミ、クチコミ、インフルエンサーへの「感謝の念」を忘れてしまった。
6)広告やプロモーションとの連動を、誰も考えていなかった。
7)戦略づくりはよかったが、事項時にセクショナリズムが邪魔をした。
8)中長期的な視野を忘れ、ついつい短期的な売上への貢献だけを考えてしまった。

4.PRと広告の違い
1)PRは、広告枠を買わない。所謂、商取引ではなく、情報を取り上げて貰う「情報取引」である。
2)PRは、信頼性が高い。何故ならば、情報取引であるから。
3)PRは、全ての面でコントロールしにくいデメリットがある。

但し、PRと広告の垣根は、どんどん無くなって行くとの事。

5.事例: オバマ候補を勝利に導いたPR
オバマ陣営は、大統領選に向けて「多くの人々が、アメリカ国民としての『誇り』は失っていないが、『自信』を失っている」という状況分析を導き出して「自信を取り戻すだめには何かを変えなきゃ」という空気、「変化が必要」という世論を喚起することとして、オバマ候補が「その変革が出来る人」として位置付けるという作戦を展開した。「Change」というキャッチフレーズは、その代表例である。
これにより「変化が必要」という空気が広がれば広がるほど、「Experience(経験)」を売りにしていたクリントンや負け員が劣勢になる仕組みを作ったとの事。

戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94) (アスキー新書) (アスキー新書)戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94) (アスキー新書) (アスキー新書)
(2009/01/13)
本田 哲也

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  1. 2009/03/12(木) 21:20:42|
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Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

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