YES and .blog

Don't give up before you try it.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

書籍:世界のビジネスを変えた 最強の経営参謀

書籍:世界のビジネスを変えた 最強の経営参謀(★★★)

コメント:
CFO(Chief Financial Officer, 最高財務担当責任者)をテーマにした書籍。
CEO(Chief Executive Officer, 最高経営責任者)に関する書籍は多いが、CFOに関する書籍は珍しく、また平易な内容で非常に読み易く面白い。更に、CFOの明の部分だけでなく、暗の部分も網羅しているので良著だと思う。

米国に於いて、ベンチャー企業が成長していく過程でCFOの担う役割は非常に大きい。
勿論、優秀なCFOのコストは高いため、創業当時はControllerやVP of Financeと呼ばれる人達がその任を担う訳だが、ある程度の事業規模になり、IPO戦略、EXIT戦略を考える段階では、どれだけ優秀なCFOを差し入れられるかが重要になってくる。

尚、本書籍では、前半は「世界で活躍するCEOとCFO」、後半は「理論(会計学、企業は誰のものか、企業価値)に就いて記載されている。

1.世界で活躍するCEOとCFOの事例
1)米グーグル:エリック・シュミット氏(CEO)とジョージ・レイエス氏(CFO・2008年辞任)
2)ソフトバンク:孫正義氏(CEO)と北尾吉孝氏(常務取締役管理本部長・現SBIホールディング㈱CEO)
3)米ディズニー:マイケル・アイズナー氏(CEO・2004年辞職)とゲリー・ウィルソン氏(CFO・1991年辞任)
4)日産自動車:カルロス・ゴーン氏(CEO・現ルノーCEO)とティエリー・ムロンゲ氏(CFO・2003年辞任)
5)エンロン:ケネス・レイ氏(当時CEO)とアンドリュー・ファストウ氏(当時CFO)が利用したSPV(Special Purpose Vehicle)と連結会計
6)印ミタル:ラクシュミー・ミタル氏(CEO)とアディティア・ミタル氏(CFO・実子)

2.会計原則
真実性の原則:企業会計は、企業の財政状態及び経営成績に関して、真実な報告を提供するものでなければならない。

3.CFOのマインドとは?
CFOは、経理や財務の担当者である前に、経営者としてのマインドを持っていなくてはいけない。CFOは、常に経営のことを考えた上で、自分の専門分野である経理や財務に加えて人事、経営企画といった管理業務の全てを担うのが本来の姿である。

4.会社は誰のものか?
「会社は誰のものか?」という問いに対しては、学術的にも色々な見解があり、本書籍でも以下の考え方に就いて解説している。

●会社の保有者をめぐる三つの説
1)株主保有説:資本家株主時代、大衆株主時代、機関投資家株主時代での違い
2)ステーク・ホルダー保有説
3)経営者保有擬制説:株主相互保有システムが高度成長を支えた

5.企業価値とは?
企業価値、企業の価値と言っても、上記の様に立場が変われば、その定義も変わるものである。尚、金融業界に於ける企業価値とは、「企業価値(または事業価値、エンタープライズ・バリュー)とは、企業が持つ有機的一体としての事業価値を金額で表したもの」を指す。

●資産評価の三つのアプローチ
1)コスト・アプローチ
2)マーケット・アプローチ
3)インカム・アプローチ:DCF(Discount Cash Flow)方式と「企業が多額に法人税を払うことは善か悪か?」

「企業は誰のものか?」「法人税」に関する記載は、日本の国会でも議論されている様に、昨今の景気後退から来る雇用問題、雇用確保とも密接に関連しており、非常に重要且つ難しいテーマである。

政治家の中には、「企業は内部留保があるのだから、それを利用して契約社員の雇用を確保すべきだ。それを遣らないのは、経営者として如何なものか」との発言もあるが、(契約社員の雇用確保は重要であると言及した上で)、マクロ的には見れば、日本の企業は利益の40%-50%を納税しており、それを景気刺激策に繋げられないのは政治家や官僚の責任とも言えるし、内部留保があるのならば配当性向を更に高める事によって景気刺激策に繋げられるかも知れないし、色々な考え方があり、また明確な答えが無いので難しい問題である。

世界のビジネスを変えた 最強の経営参謀世界のビジネスを変えた 最強の経営参謀
(2008/11/12)
山田 有人

商品詳細を見る
スポンサーサイト
  1. 2009/01/10(土) 11:40:05|
  2. 書籍
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<書籍:「MI:個性を生かす多重知能の理論」 | ホーム | 企業戦略:販売価格と利益の相関関係>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://eboys.blog45.fc2.com/tb.php/181-845e5d5b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

eboys

Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

リンク

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。