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書籍:「考えることの科学」

書籍:考えることの科学―推論の認知心理学への招待(★★★)

コメント:
人間の推論に就いて、心理学の立場から論じた書籍。
日常に於いて、無意識に判断している過程を、平易に説明されていて非常に面白い。

夕日を見て、「明日は晴れそうだ」と思う。
ある国を旅行して親切にされたので、「この国の人は皆親切だ」と思う。
「趣味はゴルフです」というのを聞いて、「裕福な人に違いない」と思う。
クシャミがやたら出るので、「カゼをひいたのかもしれない」と思う。

坂道を荷車で重そうな荷物を運んでいる二人がいた。
前を引いている人に、「後ろで押している子どもは、あなたの息子さんですか」と聞くと「そうだ」という。
ところが、その子に「前にいるのは、あなたのお父さんですか」と聞いたら、「違う」というのである。
いったい、どういうことなのだろうか。

「荷車で荷物を運んでいる」ということだけで、男性をイメージしてしまうのだが、
実は、母親が引いているとすれば何の矛盾もない。

しかしながら、人間は、上記の様に感覚データと知識を使って推論している。
人工知能の領域に於いては、自然言語を理解して人間と会話の出来るコンピュータの開発等を目指しているが、人間の様に「常識」をうまく使ってトップダウン的に理解することが非常に難しい問題とのこと。

また、会話や文章の理解において私達が使う知識体系を、一般に「スキーマ(Schema)」と呼ばれえうが、人間の記憶は、聞き手のスキーマに適合するように解釈され、変形されていくものらしい。

更に、社会的な関係の中での推論には、様々なバイアス(期待、感情など)を受けており、結果にも影響を与えるとの記載もあり、非常に示唆に富んだ一冊だと思う。

考えることの科学―推論の認知心理学への招待 (中公新書)考えることの科学―推論の認知心理学への招待 (中公新書)
(1997/02)
市川 伸一

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  1. 2008/11/24(月) 00:53:22|
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Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

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