YES and .blog

Don't give up before you try it.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

書籍:「生物と無生物のあいだ」

書籍:「生物と無生物のあいだ」(★★☆)

コメント:
弊社役員オススメの書籍。

本書籍の評価は、アマゾンのレビューを見ても賛否両論あるようだが、私の感想としては、先ず著者 福岡伸一氏の文章の巧さが際立っていると思う。分子生物学という、ちょっと取っ付き難い世界に、小説的な要素を持ち込んで、上手に租借している様に思った。

一方で、それが故の限界も感じる。前半は、小説としてスッと読めるのだが、後半は学術的な記述が長く続くために、段々飽きて来てしまった。また、帯の「極上の科学ミステリー」も、ちょっと違う印象だった。

結果として、私は、一度読み始めたものの途中で止めたので、最初から読み直す事となった苦笑

本書籍が、終始焦点を当てているのは、「生命とは何か?」ということだ。

生命とは何か?それは自己複製を行うシステムである。二十世紀の生命科学が到達したひとつの答えがこれだった。
(中略)
結論を端的に言えば、私は、つまり、生命とは何か?それは自己複製を行うシステムである、との定義は不十分だと考えるのである。

生命とは、動的平衡(Dynamic Equilibrium)にある流れである

これの意味する所は、生命に於いて、遺伝子を人為的に叩き潰(ノック・アウト)しても、異常は何も起こらないとの事。つまり、最適な平衡状態を保とうとする為に、遺伝子が無ければ無いで、全体として無い部分を補うために、特に不都合を引き起こす事は無いのだ。

尚、弊社役員は、組織論の比喩として、この文脈を紹介したのだった。

超人ハルクなんていない。
完全な人間なんていないのだから、完全な組織なんて無い。
しかし、組織の構成員が、平衡状態を意識していれば、例え問題があっても、自然と影響は最小限に収まるという事だ。

但し、本書籍には続きがある。

遺伝子を”完全に欠損する”のではなく、1/3だけ欠損させる、所謂"不完全な遺伝子"にする。

この場合、暫くは何事もないのだが、次第に不都合が生じてくる。
「動的平衡系の許容性」の問題である。

つまり、遺伝子が無ければ無いで良いのだが、不完全な遺伝子が存在されると歪みが生じて、時間経過が進めば進むほど全体へと波及して、最終的には回復不能な状態に陥るという事だ。

皮肉っぽい書き方だが、ここまでの記述の方が、より現実の組織を反映しているのではないだろうか。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
(2007/05/18)
福岡 伸一

商品詳細を見る
スポンサーサイト
  1. 2008/10/17(金) 21:12:24|
  2. 書籍
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<書籍:「図解コンテンツ・ファイナンス」 | ホーム | 女性向けSNS「ウェブカレ」と「プーペガール」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://eboys.blog45.fc2.com/tb.php/163-ab7b8fe6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

eboys

Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

リンク

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。