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書籍:「ゲームニクスとは何か-日本発、世界基準のものづくり法則-」(★★☆)
コメント:
個人的な興味ですが、最近ゲーム機の持つ潜在性(ゲーム以外の活用法)に注目しています。
そんな中、会社の同僚がくれた書籍です。
「ゲームニクス理論」とは、著者が、テレビゲームに隠されている「人を夢中にさせる」ノウハウを抽出して理論体系化したもの。
昨今のデジタルサービスに於いて、ユーザーインターフェース(UI)に関して記述されている書籍は非常うに多いが、本書に於けるゲームならではの特性「誰でも、取扱説明書を読むことなく、ゲームが始められる」「誰でも、遊んでいるうちに、ゲームにハマってしまい、ゲームが上手くなっていく」の要因に着目した点が非常に秀逸だと思う。
「ゲームニクスの四大原則」
第一原則:直感的なユーザー・インターフェース(=使いやすさの追求)
第二原則:マニュアルなしでルールを理解してもらう(=何をすればいいのか迷わない仕組み)
第三原則:はまる演出と段階的な学習効果(=熱中させる工夫)
第四原則:ゲームの外部化(=現実とリンクさせて、リアルに感じさせる)
尚、iPod、グーグル、ミクシィなど、所謂成功事例の解説は、少し深堀が足りない印象を受けた。極端な言い方をすると、同じ内容を繰り返し読まされている感じがする。
また、任天堂Wiiが、ソニーPS3と比べて、如何に優れた製品であるか、という記載が多い。
私見としては、確かにWiiの成功に議論の余地は無いが、将来的にWiiに満足出来ないユーザーが、再びPS3に流れる様な気もするので、そこまで極端な言い方は出来ないのではないかと思う次第。
一方、ゲームニクス理論を、ゲームだけでなく、教育であったり、リハビリに活用するアイディアなどは、現実味があって非常に面白いと思った。
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- 2008/09/04(木) 21:54:21|
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