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書籍:「神々のWeb3.0」

書籍:「神々のWeb3.0」(★★☆)

コメント:
最近のネットビジネス動向に関する書籍。
話題の米国西海岸ベンチャー企業も網羅されている。

日米総力取材と銘打たれているように、「よく調べたな」という印象。
良くも悪くも「調べた」という範囲に留まるため評価は★2つだが、ネットビジネスの今後について、自分で考えてみたい方には、教科書的書籍としてオススメである。
但し、単語を日本語と英語で併記されているのがちょっと読み難い。
親切心なのだと思うが、ルー・大柴氏みたいでちょっと笑える。

Web3.0というと二番煎じみたいだが、定義は以下の通り。
Web 1.0は、ブロードキャスト(放送)型
Web 2.0は、ネットワーク効果(集合知)型
Web 3.0は、人間関係の解析とカスタマイズ世界

その中で、キーワードとなっているのが、「ソーシャル・グラフ」である。
ソーシャル・グラフというキーワードが使われるようになったのは、2007年5月にフェイスブック社のザッカーバーグCEOの発言からとの事。最近、「クラウド・コンピューティング」に就いて語っている人は、暫くすると「ソーシャル・グラフ」に就いて語ってそうですね笑

「ソーシャル・グラフ」は、二つの事象の繋がりを分析する事で、価値の源泉を見出そうとするアプローチである。
1)両者のリンクの有無
2)その方向
3)リンクの強さ
4)リンクの類型

因みに、グーグルの検索によるアプローチは、1)2)までしか網羅されていないとの事。
また、2)3)を細かく分析する事で、パロアルト研究所のエド・チー博士が指摘する問題「私の友人が買ったものは、必ずしも私が買いたいものとは限らない」も解決する確率が高まるとの事。

TechCrunch誌編集長のマイケル・アーリントン氏の提唱する「ポータルや各種Eコマース・サイトは今後、機能分散する」というServisyndication(Service+Syndication)という概念や、セマンティックウェブの先にあるAI的要素などの記載も非常に興味深い。

更に、グーグルが展開する携帯電話向けOSアンドロイドに関する記述もある。
携帯電話ビジネスに於ける各社の駆け引きは面白く、日本に於いてもアップルと組むソフトバンク、アンドロイド(グーグル)に近づくNTTドコモ・AUという関係も興味深い。

1)電波=携帯電話事業者、
2)端末=アップルiPhone、ノキア
3)携帯電話向けOS=マイクロソフトWindowsMobile、シンビアン(ノキアが買収)、アンドロイド(グーグルが提供)
4)アプリケーション=iモード、検索エンジン(広告)

日本は、家電メーカーが多いので、ハードウェアで生き残るしかない様に思うが、若しかしたら、携帯電話版アクトビラのような取り組みもあるのかも知れない。

また、Web2.0の提唱者Tim O'raeilly氏の巻末付録インタビューも面白い。

「あなたのワーク・スタイルを教えてください」という質問に対して、「最も重要なのは、Alpha-geekとでも呼ぶべき人達を観察することだ。また彼らに『あなたから見て、賢くて面白い人は誰か』と尋ねることだ」という回答は、他のビジネスでも通用するアプローチだと思う。

また、前法王のヨハネ・パウロ2世の発言である「すべてを見て、その多くを無視し、ほんの少しだけ変えよ」というのは新規事業立ち上げの際の基本姿勢のようにも思う。

神々の「Web3.0」 (Kobunsha Paperbacks 125)神々の「Web3.0」 (Kobunsha Paperbacks 125)
(2008/08/23)
小林雅一

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  1. 2008/09/29(月) 21:01:31|
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日本のテレビ番組とYouTube

先日の「高速道路 スケボーで時速100キロ」映像に続く、おバカ映像です笑

この映像は、あるテレビ番組で紹介されたのだが、最近は日本のテレビ番組で動画共有サイトの投稿映像をネタにした番組を結構見掛けるようになった。

「通信と放送の融合」とは、その程度の事なのかも知れない。

動画共有サイトに投稿された映像をテレビ放送に掛けるというトレンドを改めて考えてみると、「ネットで話題になった映像」⇒「テレビで取り上げられる」⇒「ブログなどを介して更に伝播」⇒「ネットのトラフィックのみが増える」に帰着すると思う。

つまり、テレビのマスメディアとしての影響力は再評価するが、最終的にはテレビからネットへの広告費の流入を加速させているのではないかと考える次第である。

■Frozen Grand Central

  1. 2008/09/27(土) 23:22:26|
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ちょっと嬉しい一日

現在、メディア関連の新規事業立ち上げを担当している。

色々な問題が勃発して案件が立ち行かなくなり、上司から「本件は注力案件から外す。更に、このままの状況が続くとなると、中止にするしかない」と言われたのが三週間前。

なんとか関係者と調整を図って、本日再度上司にプレゼン。
その結果、「方向性を確認出来たので、引き続き案件を進めて良い」との許可を獲た。
同時に予算も確保する事が出来た。

まだまだ予断を許さない状況だが、結構悩んでいたので、今日は正直嬉しかった。
  1. 2008/09/26(金) 23:12:51|
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高速道路 スケボーで時速100㌔

すごいけど馬鹿すぎる

■独警察びっくり、でも罰金
ドイツ南部ゲッピンゲンの警察は19日、アウトバーン(高速道路)を時速約100㌔の高速でスケートボードで走行した男から事情聴取し、自宅を家宅捜査したことを明らかにした。
(中略)
ゲッピンゲン警察のシュトュックレ広報担当は「画像を見る限りその腕前に驚かされたが、絶対にまねさせない」と高額の罰金とともに運転免許も取り消す方針だ。
(2008年9月23日付朝日新聞朝刊)

■Autobahn A8 ULM-Stuttgart Skateboarding


  1. 2008/09/23(火) 14:05:57|
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書籍:「新規事業がうまくいかない理由」

書籍:「新規事業がうまくいかない理由」(★★★)

コメント:
インディペンデント・ベンチャー企業の立ち上げでは無く、企業内での新規事業立ち上げ(企業内起業)に関する書籍。ハウツー本と言うよりは、陥りがちな罠に関する気付きについて記載。

自分が新規事業の立ち上げを任されている事もあり、思わず「あるある」と笑ってしまう内容。

先ず、「ヒト」「モノ」「カネ」「モチベーション」「ハングリー精神」の観点で分析した場合、元来企業は自分達でビジネスを起こすより、組織で安定した働き方を好む人達で構成されており、「ハングリー精神」に欠ける傾向が強いとの事。従って、学生ベンチャーのように「炎の集団」では無く、一部の非常にモチベートされた人間だけでマネージ出来る組織を作る事を前提とするべきとの事。

更に、上司や先輩で新規事業を立ち上げた経験のある人は殆どいない。自分で立ち上げた人はいても、アドバイスにより人を成功に導いた人は、更に少ない。コンサルティング会社にしても、実際の起業を経験した人は少ないので、あまり現実的なアドバイスは行えていないとの事。

従って、企業に於ける常識は、新規事業を立ち上げる際には足を引っ張ってしまうような「常識」である場合が多い。また、社内の色々なヒトの意見を採用していくと、角が取れた当たり障りのない企画になってしまうとの事。

また、買収して新規事業の器とする。買収先を効率良く運営していった方が、時間も短縮出来るし、成功する確率も上がるのではないかという意見もよく聞くが、会社というのは必ず独自の文化を持っており、二つの異なる文化を融合させるというのは、決して簡単なことでは無いとの事。

実体験としても、色々な人の意見を聞く、また再考を促されると、企画の方向性を失い案件が進まなくなる場合が多い。従って、自分を信じる「揺れないココロ」というのも重要だと考えさせられた。まあ、「気合い」に近い類のモノだと思う。

また、過去に新規事業の為に企業買収した事もあるが、確かに企業文化が異なるため、本社を主体として買収先を活用する形態である場合が多く、本社から新規事業を切り出して買収先で運営するといったような形態は非常にハードルが高い。

最後に、本書に記載されている「新規事業を立ち上げた先輩がいる、まだその印象が冷めやらぬうちに、自分もできると次の新規事業を立ち上げようとする、これが好循環につながる」という流れを、自分自身体現していきたいと強く思う次第。

■ビジネスの評価基準
1.何のための自社が新規ビジネスに進出するのか?
2.自社に合ったビジネスか?
3.リソースが自社内外で調達できるか?
4.失敗しても本業の屋台骨までは傾かないか?
5.本業の手助けになるだけの成長スピードがあるか?
6.進出するマーケットは成長しているか?
7.参入障壁が低過ぎないか?
8.付加価値の高いビジネスか?
9.誇りを持ってできるビジネスか?
10.全員が「炎の集団」でなくても成功できるか?

新規事業がうまくいかない理由新規事業がうまくいかない理由
(2008/08/29)
坂本 桂一

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以前に、本著者の別書籍「頭のいい人が儲からない理由」も読んだが、こちらも面白かったのでオススメです。
  1. 2008/09/21(日) 19:26:15|
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書籍:「コンテンツビジネスによく効く著作権のツボ」

書籍:「コンテンツビジネスによく効く著作権のツボ」(★★★)

コメント:
コンテンツビジネスに関わる者として、著作権法に就いて理解する必要を改めて感じています。

そんな中、弁理士の友人が本書籍を薦めてくれました。
著作権法に関して、最新の話題・判例そして図表を使って非常に分かり易い解説になっている。

【備忘録】
著作物として取り扱われるのは、①思想または感情、②創作的表現である事が必要。従って、未だアイディアの段階に留まるものは、著作権法の保護の対象から除かれるとの事。

日本の著作権法で保護されるものは以下の通り。
①日本国民が創作した著作物
②最初に日本で発行された著作物
③国際条約によって保護される著作物(※ベルヌ条約、万国著作権条約、TRIPS協定等)

Rights

原則として、著作権の存続期間は、著作物の創作時からスタートして「(1932年1月1日以降に死亡した)著作者が亡くなった翌年1月1日以降50年間」継続する。尚、映画の著作物の保護期間は、①その著作物の公表後70年間である。個人名で公開された映画は「著作者の死後38年」と規定されている。

面白い点は、映画の著作権が、保護期間満了により消滅した場合は、その映画の利用に関する原著作物の著作権も消滅したものとする事である。

また、本書籍でも触れているが、2005年のライブドアによるニッポン放送/フジテレビ買収騒動や楽天とTBSの協議とかって、どこまでシナリオが詰まっていたのだろうか?と興味を抱く。あまり考えていなかったんじゃないかな。

実際、コンテンツの権利処理は複雑である事は理解出来る。一方で、放送業界のコンテンツが未だにネット業界で活用されていないのも事実である事を鑑みると、やはり圧力は必要か?とも思う。

但し、ウェブページに番宣動画やらアナウンサーサイトやらを立ち上げて、広告収入を狙っただけならば、いかにも日本的なウェブビジネスで残念であるし、現実的にはテレビショッピングの延長線くらいしか無い様にも思う。単なる多角化戦略だったのだろうか。

コンテンツビジネスによく効く著作権のツボコンテンツビジネスによく効く著作権のツボ
(2006/04/08)
八代 英輝

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  1. 2008/09/16(火) 01:56:20|
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DVD:「ほしのこえ」

DVD:「ほしのこえ-The voice of a distant star-」(★★★)

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先日のエントリー「テレビ進化論」で紹介された新海誠氏の作品「ほしのこえ」を、知人にDVDを借りて観ました。ジャンルとしては、SFラブストーリー・アニメーションと呼ぶようです。

私自身、SFやアニメが特別好きな訳ではないが、本作品は秀逸だと思う。

「遠距離恋愛」と「携帯メール」という身近な題材に、「宇宙=距離・時間」という概念を取り入れて完璧な世界観を築いている。

これだけの作品を、ほぼ一人で作り上げた事を、素直にスゴイと思う。

ある日、国連宇宙軍の選抜メンバーとして宇宙に飛び立って行った中学生の少女・美加子と地球に残る同級生・昇。

美加子と昇は、携帯メールで取り合う。
しかし、美加子が地球から離れるにつれて、お互いのメールが届く時間も長くなって行く。
その時、二人は何を想うのだろうか。

「ねえ、私達は宇宙と地球に引き裂かれる恋人みたいだね」
「でも、光の速さで8年掛かる距離なんて、永遠と言うのと何も変わらない」

自分の想いを携帯メールに託して、8年半後の相手に送る。
いつ届くか分からないメールを待つ人。

貴方にも、携帯メールを待った日があっただろう。

「想いが、時間や距離を超える事だってあるかもしれない」
「もし、一瞬でも、そういう事があるなら、僕は何を想うだろう」

ほしのこえ~The voices of a distant starほしのこえ~The voices of a distant star
(2005/07/07)
アニメ

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  1. 2008/09/14(日) 11:06:37|
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書籍:「テレビ進化論」

書籍:「テレビ進化論-映像ビジネス覇権のゆくえ-」(★★★)

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「放送と通信の融合」に御興味のある方にオススメの一冊です。

貴方の周りで「放送と通信の融合」に就いて語っている人が居たならば、その人のネタ元は、この書籍かも知れません。それくらい示唆に富んだ内容で面白い。

最近、「通信と放送の融合」的な仕事をしていますが、新しい価値を生み出しているのか?と問われると、案外大した事はしていない様な気もする。

NGN(Next Generation Network)だって、単なる電話回線のリプレイスな気がするし、YouTubeだって、トラフィックを稼いでいるのはテレビ映像だったりする訳で、結局重要なのは「コンテンツ力」と「流通力」という不変の要素に帰着するのではないか。

本書籍に於いて、コンテンツに関しては、面白いコンテンツが生まれるための必要条件として、下記三項目が挙げている。
1)十分な製作資金
2)有能な人材
3)自由な創作環境

その中で、デジタル化により、労働集約的な製作業界にパラダイムシフトが起きている点は興味深い。具体的には、新海誠という、たった一人のクリエーターが、自宅のパソコンで作り上げた「ほしのこえ」という25分アニメーション作品が、5万枚のDVDセールスを達成したとの事。
所謂インディーズ作品として整理出来るのかも知れないが、もし若い才能が育つ新たな環境が整って来たのならば、とても嬉しい事である。

一方、流通に関しては、映画館、テレビ画面(含DVD)、パソコン、携帯電話くらいだろう。その上で、「クリエーターの目標は技術を進化させ、実用化することではなく、とにかく面白い映像体験を作り出す事であり、テレビとパソコンは同じインターネットを基盤としながら、二つの異なるコンテンツの世界を役割分担するように作っていくのだろう」との記述の通り、媒体に合わせたコンテンツが誕生する事になると思う。

以前に、米国MVNO事業者Amp’d Mobileの担当者と面談した時は、携帯電話⇒MTVみたいな新たなムーブメントは確実に存在すると言っていた事を思い出した。その後、Amp'd Mobileは破産してしまったけどね。

実際、5-15分程度のショートムービーが注目されている。まあ、問題なのは、誰が制作費を負担するのかという事なのだが。

また、流通を「プラットフォーム」と見做すならば、消費者の動向をより正確に把握・分析するツールに進化するだろうとの記載もある。

但し、現時点では、この様に蓄積した消費者動向情報を利益に繋げられている企業はアマゾンくらいなもので、この部分で収益を上げるのには、相当知恵を絞る必要があると思う。

この辺りが進化すると、「映像のロングテールモデル」が成立するため、ビデオ・オンデマンド(VOD)の様なビジネスも成り立つのかも知れないと考える次第。

テレビ進化論  (講談社現代新書 1938) (講談社現代新書 1938)テレビ進化論 (講談社現代新書 1938)
(2008/04/18)
境 真良

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  1. 2008/09/11(木) 22:33:55|
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DVD:「頭山」山村浩二作品集

DVD:「『頭山』山村浩二作品集」(★★☆)

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昨日に続くアニメーションネタで、日本を代表するアニメーション作家・山村浩二氏の作品集です。

「頭山」は、日本人初の第75回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート、2003年のアヌシー国際アニメーション映画祭アヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)受賞、ザグレブ、広島でもグランプリを獲得した作品。落語「あたま山」を、アニメーションによる新たな解釈を試みた作品。

内容は、ちょっとシュールで自分の好みとは異なりますが、ほとんどコンピューターに頼らず、色鉛筆やマーカーによる表現は、大胆さと細やかさの両面を実現した素晴らしい作品だと思います。

一方、同じく収録されている「カロとピヨブプト」は、ゆったりとした世界観がとても好きですね。
子供も気に入ってくれると思います♪

色々な作品を観ていくと、自分の好きな作家というのも分かってくるし、同じ作家の作品でも好き嫌いがある訳で、自分の趣向がハッキリしてくるのも面白いです。

「頭山」山村浩二作品集「頭山」山村浩二作品集
(2006/07/21)
SYZYGYS

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  1. 2008/09/07(日) 23:55:01|
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DVD:「ユーリ・ノルシュテイン作品集」

DVD:「ユーリ・ノルシュテイン作品集」(★★☆)

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最近、仕事の関係もありアニメーションの世界に就いて勉強を始めました。

今まで馴染みが無かったので、結構面白いです♪

アニメーションとは「生命のない動かないものに命を与えて動かすこと」を意味しており、日本で認識されている所謂アニメ(マンガ)とは異なります。

このアニメーションの巨匠と呼ばれるのが、ユーリ・ノルシュテイン氏(ロシアのユダヤ人アニメーション作家)。

本DVDには、彼の代表作である「話の話」等が収録されている。

全体の印象としては、旧共産圏の影響もあってか、ちょっと暗い感じなので、一般的な評価は個人の好みによって分かれる様に感じましたが、作品の芸術性は非常に高く、一度は観る価値アリだと思います。

日本や米国の映像産業は、商業主義が発達したため、巨大資本に支えられた長編作品が多く作られる様になったが、一方欧州では、作り手が芸術性・技術を磨くため短編作品を数多く発表する様になり、短編作品のレベルが飛躍的に上がったとの事。

かのウォルト・ディズニーも、評価を得るまでは多くの短編作品を手掛けていたとの事。

また、旧共産圏の国では、芸術振興として、国が芸術家の活動を支援した事もあり、レベルが飛躍的に向上したという歴史的な背景も非常に興味深い。

事実、ノルシュテイン氏の技法は、「切り絵アニメーション」と呼ばれ、キャラクターの絵を切り抜いて背景画の上に置いてコマ撮りするため、膨大な作業量が発生するそうですが、その作品が持つ深み/芸術性は、最近我々が目にする映像とは全く異なる世界観を作り出しています。

同氏は、「人間の想像力を疎外したものからは、何も生まれない」と、CGによって作られたアニメーションに対して苦言を呈しているとの事です。

ユーリ・ノルシュテイン作品集ユーリ・ノルシュテイン作品集
(2007/01/25)
不明

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  1. 2008/09/06(土) 14:00:04|
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書籍:「ゲームニクスとは何か」

書籍:「ゲームニクスとは何か-日本発、世界基準のものづくり法則-」(★★☆)

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個人的な興味ですが、最近ゲーム機の持つ潜在性(ゲーム以外の活用法)に注目しています。

そんな中、会社の同僚がくれた書籍です。

「ゲームニクス理論」とは、著者が、テレビゲームに隠されている「人を夢中にさせる」ノウハウを抽出して理論体系化したもの。

昨今のデジタルサービスに於いて、ユーザーインターフェース(UI)に関して記述されている書籍は非常うに多いが、本書に於けるゲームならではの特性「誰でも、取扱説明書を読むことなく、ゲームが始められる」「誰でも、遊んでいるうちに、ゲームにハマってしまい、ゲームが上手くなっていく」の要因に着目した点が非常に秀逸だと思う。

「ゲームニクスの四大原則」
第一原則:直感的なユーザー・インターフェース(=使いやすさの追求)
第二原則:マニュアルなしでルールを理解してもらう(=何をすればいいのか迷わない仕組み)
第三原則:はまる演出と段階的な学習効果(=熱中させる工夫)
第四原則:ゲームの外部化(=現実とリンクさせて、リアルに感じさせる)

尚、iPod、グーグル、ミクシィなど、所謂成功事例の解説は、少し深堀が足りない印象を受けた。極端な言い方をすると、同じ内容を繰り返し読まされている感じがする。

また、任天堂Wiiが、ソニーPS3と比べて、如何に優れた製品であるか、という記載が多い。
私見としては、確かにWiiの成功に議論の余地は無いが、将来的にWiiに満足出来ないユーザーが、再びPS3に流れる様な気もするので、そこまで極端な言い方は出来ないのではないかと思う次第。

一方、ゲームニクス理論を、ゲームだけでなく、教育であったり、リハビリに活用するアイディアなどは、現実味があって非常に面白いと思った。

ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書 さ 3-1)ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書 さ 3-1)
(2007/07)
サイトウ アキヒロ

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  1. 2008/09/04(木) 21:54:21|
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書籍:「ネット未来地図」

書籍:「ネット未来地図-ポスト・グーグル時代20の論点-」(★★★)

コメント:
最近、「通信と放送の融合」的な仕事をメインにしています。

まあ、"流行"と言ってしまえば簡単なのですが、実際にお金を稼ぐ仕組みを作るのは、とても難しい事なんです。

そんな訳で、最近はメディア関連の書籍を読んでビジネスの参考にさせて頂いています。

今回の書籍は、ITジャーナリスト佐々木俊尚氏の著書。

最近のIT業界のトレンドを、下記20の論点に分類して分析している。

内容も、抑えるべき所を抑え、分析すべき所を分析しているが、とても読み易いのでお奨めです。

論点1:amazon
論点2:Recomendation(協調フィルタリング+自然言語処理)
論点3:行動ターゲティング
論点4:仮想通貨
論点5:Google
論点6:Platform
論点7:Venture
論点8:Monetize(ミクシィの収益源はウェブ1.0広告)
論点9:Youtube
論点10:動画
論点11:TV
論点12:番組ネット配信
論点13:雑誌(マジックミドルの域で収益力を実現)
論点14:新聞
論点15:Second Life
論点16:ネット下流(情報収集とつながり)
論点17:Twiter
論点18:Respect
論点19:リアル世界
論点20:Wikinomics(消費者=生産者)

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)
(2007/10/19)
佐々木俊尚

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  1. 2008/09/01(月) 23:47:12|
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プロフィール

eboys

Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

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