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書籍:「ザ・サーチ」

書籍:「ザ・サーチ」(★★★)

コメント:
ワイアード誌の共同創刊者でもあるジョン・バッテル(John Battele)氏の著書。

グーグルを中心とした検索エンジンの歴史、検索の技術、セマンティックウェブなど検索の将来展望まで考察されていて面白い。(若干、技術に関する日本語訳が読み辛い)

グーグルは、シリコンバレーの企業群の中で、飛び抜けた存在になった。しかし、本書を読むと、グーグルが最初から特別な存在だった訳ではなく、他スタートアップ企業同様に、例えばインフォシークの創業者スティーブ・カーシュ氏から「サンドバックでも叩きに行っていなさい」と追い返された事、その中で他企業のアイディアや失敗をうまく取り入れていった事が分かる。

そして、グーグルは公開企業となり、その後は「自分の経験だけを頼りに、勘だけを頼りに驀進している。グーグルは公開企業となり、同時に倒産し消滅することもありうることが証明された」と記載されている。

当方は、「グーグルは、確かに偉大な企業となったが、『検索はグーグルで決まり』と思考を停止させるのは、あまりに短絡的過ぎるのかも知れない」と感じた。

また、プライバシーの問題に関する記述も興味深い。

本書に於いて、グーグルは「意思あるデータベース(Database of intations)」と定義されている。

グーグルは、検索されたキーワード(クエリー)から、顧客(あなた)が何を買い、何を探しているか、何を買いたくないのかを把握している。

他方、コンピュータを操作する場所が(パソコンから)ウェブに移ると、ソーシャルネットワーキング、検索、eコマースのようなアプリケーションになると、そのデータは誰の物か、法律は不透明である。

世界中が求めているものをグーグルのような企業が掌握しているとすれば、こうした企業に対して力ある組織は重大な関心を寄せるだろう。

2001年9月11日の同時多発テロ事件直後に制定されたアメリカ合衆国愛国者法では、政府はグーグルのような企業に対して、情報を秘密裏に引き渡すように強制出来るようになった事も気分の良い事ではない。

また、検索はまだせいぜい5%しか解明されていないと言う。
完全なる検索の世界とは、どのような世界なのだろうか。

本書では「なにかを質問して客観的な回答を得るのではなく、完全な検索をして「あなたの」完全な回答を得る。あなたの質問の文脈と意図に適した回答、不気味なほどの正確さで、あなたがだれであり、なぜ質問したかを知り尽くした上での回答を得る…これが完全なる検索の世界である」

検索の魅力と危険性。
実は、あまり知られていない事だと思う。

ザ・サーチ
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  1. 2006/12/26(火) 14:34:38|
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プロフィール

eboys

Author:eboys
日本にてWirelessおよびMedia関連のM&A業務を担当後、米国Silicon ValleyのVenture Capital FirmにてIT分野を担当。
現在は、日本に帰任、財務・会計部門に在籍中。
email: eboys.2005@gmail.com

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